昭和35年発行の
三菱500のカタログを公開します。
こちらは別ブログで公開済みのカタログ。
昭和35年に発売が開始された当時の物。

簡素なスタイルでサイドミラーはありません。

乗車定員は4人でした。

サスペンションは4輪独立懸架。

NE19A 4サイクル 強制空冷直列2気筒 OHV
493ccで21馬力のエンジンを搭載。
駆動方式はリヤエンジン/リヤドライブ。

家庭に自動車があれば
豊かで幸せな日々が過ごせると云う想いを
抱かせるイラスト。

昭和30年5月に通商産業省の「国民車育成要綱案」が
報じられました。
その構想の要件を満たす自動車の開発に成功すれば
国がその製造と販売を支援すると云うものです。
要件は以下のとおり。
(安価で燃費が良く信頼性がある自動車)
・4名が乗車して時速100km/hが出せる。
(ただし定員のうち2名は子どもでも可)
・時速60km/hで走行した場合の燃費は30km/L
・月産3000台の生産が出来ること
・工場原価は15万円。販売価格は25万円以下
・排気量は350cc~500cc
・走行距離が10万kmを超えても大きな修理を
必要としないこと
・昭和33年の秋には生産が開始できること
広く国民に乗用車を普及させる目的でしたが
ほとんどの自動車メーカーの回答は実現不可でした。
しかし富士重工が昭和33年より生産・発売した
スバル360は要件をほぼ満たしていました。
追従して鈴木、東洋工業、新三菱重工、ダイハツが
軽自動車を発売してゆきます。
こうして最初に軽乗用車市場が確立されました。
500ccの小型車では三菱500が
昭和35年に発売を開始したと云う訳です。
昭和36年8月にはスーパーデラックスを追加。

淑女の登場で高級車へ?

デラックスでも簡素な計器盤まわり。
ルームミラーはダッシュボード上に。

5人でとばそう!
乗車定員が5人に変更されました。

前後から見るスーパーデラックス。

今回のカタログは
昭和35年10月のマイナーチェンジ実施後の物。
デラックスのグレードが追加されました。
表紙です。

コンパクト・カーとは


ドアに三角窓が追加されました。

運転する楽しさ・・・

悪路をこえる


デラックスは三角窓やホワイトリボンタイヤの
装着でスタンダードと区別がつきます。

NE19A型 エンジン
21馬力で最高速度は90km/h
前進3段のコラムシフト(2速、3速はシンクロメッシュ)

4人がゆったり

透視図
リヤエンジン/リヤドライブ
燃料タンクとトランクは前部ボンネットに。

トレーリングアームを採用した4輪独立懸架。
軽量で剛性の高いモノコックボデー。

楽しむ車 働く車
家族揃ってのピクニックの場面は当時の定番。

5種目のチャンピオン
登坂力 Sin θ 0,25
制動距離 13,6m
最小回転半径 4,3m
燃料消費量 30km/L
5種目にならないのですが・・・・・

三菱500 仕様書
デラックスは
ヒーター、白タイヤ、クロームメッキバンパー
ホイルキャップ、三角窓、シート内張り2トーンなど。
ボデーカラーは
デラックスがサーモンピンク、マルーン、ダークグレー
クリームの4色。
スタンダードがダークグレー、クリーム。













