新 懐かし旧車カタログ館

懐かしい昭和のクルマのカタログを公開しています。

2023年12月

今年最後の更新は昭和37年のホープスター ユニカ―です。
表紙です。


軽免許で乗れる四輪トラック


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〇近代感を盛った実用車  NT型

おそらく始動用のクランク棒を差す穴がバンパー中央に見えます。
運転席側のみのサイドミラー。
一本タイプのワイパー。
ボデーと同色のホイール。
フルホイールキャップ。


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〇軽快で優美、構造のすぐれたホープスター ユニカ―

ユニカ―の透視イラスト。
フロントエンジン・リヤドライブです。
前部のサスペンションはコイルばねの独立懸架。
後部のサスペンションは板ばねを用いた固定車軸。
トランスミッションは前進3段のフロアシフト。


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ゆったりした運転席

必要最低限の運転席内部の様子。
助手席のドアの内側が見えていますが窓の開閉はどんな仕組みだったのでしょう?


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2サイクル360cc2気筒エンジン

NT型と呼称される、強制空冷2サイクル直立2気筒
最高出力 17馬力
最高速度 70km/h


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〇乗貨兼用の実用車  NL型

こちらは四人乗りのライトバンです。
四人乗りで200kgの荷物を、後ろの座席を折りたたむと350kgの荷物を積めます。


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裏表紙は仕様書。

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このブログを訪問してくれた皆さん 良い年をお迎えください。
有難うございました。

今回の懐かしカタログは
ホープ自動車の軽オート3輪 ホープスターです。

ホープスター(希望の星)と命名されたオート3輪は
昭和28年にON型が発売開始
昭和32年にSY型に移行
昭和33年にSY-2型
昭和35年に丸ハンドルのSM型
昭和37年に最後のタイプST型
昭和38年オート3輪の量産は終了


今回のカタログは最終モデルのST型です。
表紙です。



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軽三輪の決定版! ホープスター


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カタログは簡素な見開きタイプです。

搭載されているエンジン

ST型より採用された新エンジン
MA型と呼ばれる2サイクル強制空冷式2気筒
360ccで17馬力 最高速度は80km/h

高性能の秘密をもってゐる ロータリーバルブエンヂン

・掃気性能の向上で出力を著しく高めセルダイ仕様により
 全体の容積を縮めアンダーフロア―懸架
・大型化したファンをフライホイルの周囲に鋳出し冷却効率と安全性の確保
・静かな回転で安定、出力は最高で燃料消費率は最低


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ST型の特長

・軽免許で乗れる最も大きな最も強力な三輪トラック
・性能の優れたロータリーバルブ(特許)エンヂンを搭載した
・小廻りが効いて狭い道路も気楽に運転が出来る
・車体は、悪路、坂路にも強い設計で荷函も丈夫で大きい

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室内の様子。本当に必要最低限の物だけ有るようです。
シートの質感も・・・。


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ホープスター ST型の仕様書。


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MA型 ロータリーバルブエンジン(特許)
このエンジンの採用が、結果的にホープスターの終焉を招いたそうです・・・

理由は他社が開発・製造したエンジンを導入したのですが
新開発された市販実績のない物でした。
目玉のロータリーバルブが1万キロ走行で摩耗してしまう。
クランクシャフトが焼きつけを起こすなどの欠陥エンジンだったのです。
このエンジンのクレーム対策に追われ、もともと零細なメーカーだった為に
急速に会社は傾いてしまいました。

前回からのつづきです。


パブリカ レポート No.4 日付は昭和37年5月10日

空冷式エンジン

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パブリカ レポート No.5a

パブリカが生まれるまで

試作第1号車を発表
設計・改良
部品の研究
走行テスト100万キロ


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パブリカ レポート No.5b

登坂力テスト
コーナーリング・テスト
防水テスト


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パブリカ レポート No.5c

100万通の応募作からパブリカと命名
自動車ショーで発表
生産快調


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パブリカ レポート No.6

燃料消費率をよくする方法
1 ウォーミング・アップする
2 惰力を生かすこと
3 コンスタントな速度で走る
4 経済速度は40キロ
5 変速を適切に
6 タイヤ圧は適正に
7 フロント・バッフル・プレートをつける(冬季)
8 その他

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冬季にはエンジンのオーバー・クールを防ぐ手段が必要。


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初代パブリカの販売に利用されたと思われる資料があります。
当時の時代背景などが伺われる興味深い物です。
2回に分けて公開します。

昭和37年4月25日の日付が入ったパブリカ レポート No.1a

トヨタ自動車について


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世界の100大企業(米国を除く)の中にランクされる日本の企業。
トヨタは93位です。
その後の合併などによって、今では見ることの出来ない企業が見られます。


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100大企業のうち、自動車メーカーのみの比較。
順位は93位ながら生産性では1位でした。


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パブリカ レポート No.1b

輸出で稼ぐトヨタ自動車
わが国の輸出金額の大きな会社のランクです。


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トヨタは2位。
製鉄会社、紡績会社が上位にランクされています。

輸送用機器の業種に限定するとトヨタは1位です。


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パブリカ レポート No.1c

自動車のトップメーカー・トヨタ
昭和36年の10月にわが国で初めて月産2万台を突破。
年間生産台数も21万台を突破しました。


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順位は
1 トヨタ
2 日産
3 東洋工業(現在のマツダ)
4 いすゞ
5 ダイハツ
6 プリンス
7 新三菱重工

日本全体では81万台の生産台数。世界では5位の生産量です。

パブリカ レポート No.2a

日本には昭和36年12月末時点で720万人のドライバーがいます。
国民の10人に1人の割合です。


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昭和36年度の東京の免許証取得者数


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パブリカ レポート No.2b

運転免許の取得について
当時の免許の種類は大型自動車、普通自動車、自動三輪車、自動二輪車、軽自動車。

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当時の普通自動車免許の取得費用は約20,000円。

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パブリカ レポート No.3a

各車の燃料消費率・加速性能比較
運航燃費率 黒い太線がパブリカです。
比較する相手は三菱500とスバル450です。

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パブリカは700ccながら優秀な燃費性能です。

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パブリカ レポート No.3b

左のグラフは定地燃費率、右のグラフは加速性能です。

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定地燃費率表

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加速性能比較表

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次回につづきます。

公開してきた初代のトヨタ パブリカ。
最終回は昭和43年9月発行のパブリカ バンのカタログになります。
表紙です。



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〇スタイルを、室内を、より乗用車のように!

パブリカバン デラックス


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〇明るい運転席! 乗用車そのままの豪華さ!

デラックスの計器盤周り。


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〇まったく快適! まるで乗用車のような乗り心地!

パブリカバン デラックスの前後の座席の様子。
前席は簡単にリクライニングできます。
3点式安全ベルト装着金具も装備(ベルトは注文装備)


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〇そして広い荷室! この魅力をフルに活用して下さい


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積載量300kgでは具体的にどんな物が運べたのでしょう?


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再び登場した躍動する若者(笑)

浜辺にパブリカバンが突っ込んだ合成写真。


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当時の若者男性の髪形は七三分けが流行したのですね。


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上段はパブリカバン スペシャル
スタンダードとデラックスの中間車種。

下段はパブリカバン スタンダード

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商用車向けのエンジンは最高出力が抑えられていました。

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トランスミッション、前後のサスペンション、ブレーキなど。

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デラックス、スペシャル、スタンダードのボデーカラー見本。

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裏表紙は仕様書。

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