今回より初代マツダ ボンゴのカタログを公開します。
公開するカタログは初期の最初期型です。
型式はトラック FSA デラックスはFSA(A)
幌付き FSA(U)デラックスはFSA(UA)

初代ボンゴ 年表

昭和41年5月 発売開始 トラック、バン、コーチの3種
昭和43年8月 マイナーチェンジ実施 1000ccエンジンに換装
昭和44年8月 法規改正により前部左右側面にターンシグナルランプを追加装備
昭和48年8月 保安基準改正によりヘッドランプ下のポジションランプの色の変更
        テールランプが赤色(ウインカー兼用)からウインカー専用の
        オレンジ色を追加
昭和50年3月 オイルショック後のマツダの経営危機により51年排出ガス規制の
        対応を行わず生産・販売を中止


カタログの表紙です。

一流商店にふさわしい本格派の小型低床キャブ

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〇お仕事を楽しくはこび、お店の信用を高める本格派小型低床キャブ

写真はデラックスタイプ。
乗車定員は2名、最大積載量は500kgでした。

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〇積みおろし作業から ムダな労力をなくす 高さ46センチの荷台

左後方側面の給油キャップ、赤1色のシンプルなテールランプ。
リヤバンパー右下の後退灯。

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〇乗る人を重視した広い室内 使いやすい操縦装置

運転席の様子。前進4段のフロアシフトは2・3・4速がシンクロメッシュでした。

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計器盤の様子。



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〇雨・風・雪を気にしないボンゴ トラック幌つき

写真はデラックスタイプ。
真ん中のアオリ部分は1メートル以上スライドします。
荷物室の高さは1,5メートル。リヤの幌は巻き上げ式です。

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搭載されているエンジンは782cc 水冷4サイクル直列4気筒 OHV

ファミリアに搭載されているエンジンと同じアルミ合金製の白いエンジン

最高出力 37馬力
最大トルク 6,3kg-m
最高速度 100km/h

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〇大切な商品をいためず そのままはこぶ乗心地

サスペンションは4輪独立懸架でした。
駆動方式はリヤエンジン/リヤドライブです。

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〇輸送能率は中型車なみ 小回りのよさは軽自動車なみ

最小回転半径は4,1メートル。
ブレーキは前後ともにドラム式でした。

次の車検までにグリスアップが不要で経済的。

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ボンゴ トラック スタンダードタイプ

外観ではタイヤのホワイトリボン無し。
ボデーカラーがツートンではなく単色などが判ります。

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ボンゴシリーズ

8人乗りのコーチ(乗用ワゴン登録)

ボンゴバン
ボンゴバンB型(荷物室に仕切り無し)
ボンゴバンA型(荷物室に仕切りあり)

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裏表紙

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車名の由来

ボンゴは、英語で「アフリカ産の大カモシカ」を意味し、アフリカの言語が語源。
熱帯アフリカの森林に生息する赤褐色の美しい羚羊(カモシカ)で
白の縞とらせん状にねじれた大きな角が特徴。世界四大珍獣のひとつと言われている。